男性は無視できない早漏の悩み

性にまつわる男性の代表的な悩みとしてペニスサイズの大小やED(勃起機能の低下)などがよく知られていますが、早漏も無視できない男性の悩みとなっています。
早漏とは性交中、自分自身が思うよりも早く射精にいたってしまう症状を指し、極端な場合はインサートをする前に射精をしてしまう場合もあります。
早漏には大きく分けて4つの要因があるといわれています。
一つ目はセックスの経験が少ない場合です。
セックスの経験の浅い若い男性は行為に対する心の余裕がなく、極度に緊張したり興奮してしまうこともあって射精のコントロールができずに早く果ててしまうことがよくあります。
この場合は経験を積むことで少しずつ射精をコントロールできるようになっていきます。
2つ目は身体的な原因の場合です。
身体的な要因は大きく「過敏性早漏」と「衰弱性早漏」に分けられ、過敏性早漏は包茎などで普段、亀頭が刺激にさらされていない場合などに起きやすいケースです。
一方の衰弱性早漏は加齢により射精管閉塞筋の筋力が衰え、早く射精してしまうのが早漏です。
3つ目が精神的な理由による早漏で、これは精神的なストレスなどが原因で早漏になってしまうものです。
4つ目はマスターベーションのし過ぎで、これは早く射精をしてしまう習慣が身についてしまったことによって引き起こされます。
早漏の症状に時間的な定義はありませんが、主にインサートから数秒、あるいは1分たらずで射精してしまう場合を指すことが多いようです。
早漏の男性の多くは「女性に十分な満足を与えることができていないのではないか」という思いを抱き、性行為に消極的になってしまったり、セックスを十分に楽しめない男性もいるなど、見過ごせない問題です。
中には早くイってしまうのを防ごうとセックスの前に一度、マスターベーションをするなど涙ぐましい努力をする男性もいるようです。
しかし早漏は本人の悩んでいるほど、女性の側は気にしていないようです。
どうしても改善したい場合は本人の努力や治療によって効果が期待できる方法もありますので、あきらめずに改善に向けてチャレンジすることが大切です。

女性の意見は遅漏よりは早漏の方がいい?

男性にとって早漏の悩みの背景には、女性に対する気遣いがあります。
なぜなら、マスターベーションはどんなに早く射精したとしても、気に病む男性はほとんどいないでしょう。
ところが相手のいるセックスになると、大きな心の負担になってしまいます。
「女性は満足していないのではないか」「自分の性的な能力が劣っているのではないか」と自信を失い、夜の営みがストレスになってしまう男性もいます。
ところが男性が思うほど、女性は早漏のことを気にしていないという調査結果もあります。
夜の営みで女性に嫌われる男性のほとんどはセックスに自信過剰な男性やコミュニケーションもなく一方的なセックスをする男性で、ペニスの大小や早漏を毛嫌いする女性は少数派です。
そして、どちらかと言うと早漏よりもなかなか射精に至らず長々と行為を続ける遅漏の男性の方が敬遠されるようです。
ですから、早漏を気にするよりも女性を大切にする気持ちを持ち、コミュニケーションを取りながら女性の気持ちに寄り添ったセックスを心がけることが大切ではないでしょうか。
そうは言っても、少しでも長く女性との一体感を味わい、セックスを楽しむには射精をコントロールできるようになることが望ましいのは確かです。
過敏性早漏の場合はマスターベーションによる訓練で、ある程度コントロールが効くようになります。
射精をしそうになった瞬間に手の動きを止める「寸止め」を繰り返す方法や、ローションを使ってできるだけ長い時間マスターベーションを続ける方法などがあります。
このほか医療機関を受診すると、抗うつ薬などの飲み薬や射精を遅らせる塗り薬が処方されることがあります。
遅漏にも様々な要因があり、状況に応じたケア、治療を行うことが大切です。